ポニーリーグについて調べてみた

ポニーリーグについて調べてみた

長男の夢は『宇宙飛行士』と『メジャーリーガー』になること。
いやはや、子供らしい大きな夢です。父親として応援したい。

夢の中の一つである『メジャーリーガー』ですが、応援したいものの、いくつか懸念があるのも事実。

・昭和野球根性のチームには入れたくない
・怪我してほしくない
・厳しすぎるチームの中で性格が歪んでほしくない(同級生で何人か知っている・・)
・正しい努力をして欲しいし、そのような土台を作ってやりたい

ポニーリーグ

この団体については色々なコラムで語られているので、筆者の興味ある箇所を抜粋して記載。

創設1975年。日本少年硬式野球会の主要団体の一つ(ボーイズ、リトルシニア、ヤング、ポニー)。しかし、選手数は2000人程と4団体の中では最も小さい。

他の3団体と異なるのは、ポニーはアメリカ本部の考え方を踏襲しているということ(本部がアメリカにあるとか)。以前に本ブログで取り上げたかどうか忘れたが、日本野球の文化は戦前に****と言うことで、今もその文化が残っている。非ロジカルな根性論が語られるのもそこが原因か。

話を戻して、ポニー(PONY)とは、Protect・Our・Nation’s・Youthの頭文字を取ったもの。「我々の国家の宝である青少年の成長を守ろう」が理念とされている。

ここまで書くと理想は素晴らしい団体だが、こういった団体は業種問わずいくらでもある。要は成果を出しているのか否かが重要。時間は限られているからね。

ただ、その実績には魅力がある。高橋由伸(前巨人監督)をはじめとして、プロ野球で活躍された選手がずらり。選手数が少ないにも関わらず、この排出率には惹かれるところがある。

ポニーリーグの取り組み

  1. 中学生全学年への投球制限の導入
    ・中学1年生は60球までで変化球禁止、2年は75球、3年は85球. 1日50級以上投球を行った場合、投手は休養日1日を設定。3連投禁止。
    ・ブルペンでの投球練習は中学1年生は180球で変化球禁止。2年は210球、3年は240球。これはブルペンで80%以上の強度までの投球練習も含む
    *医師のアドバイス、本部のアメリカからの「ピッチスマート」等を参考上記を見た時、感心した。長男が所属しているポルテでもキャッチボールから投球制限をかけているが、それと同様の考え方。また、根拠もある。
  2. ユニークな点
    ・先発完投型の基本スタイルでは、二番手以下の投手がマウンドに上がる機会が奪われている
    ・先発が十分に投げれないというマイナス思考ではなく、投手の障害予防を図りつつ、多くの選手の中から才能を見出すとりくみとしているこの考え方にも感心。おっしゃる通りだと思う。長男が所属しているチームも同様の考え方だが、これにより色々な選手の特徴が見えてくるし、良さもわかる。モチベーションも上がっている。選手が潰れる、埋もれるということが減るのではないかと思った。
  3. 国際標準バットの導入
    反発係数の低いUSAバットの使用を限定して義務付ける。これにより、スイートスポットで打たないと良い当たりが飛ばない。昨今言われている高性能な金属バットの弊害に対する対策ですよね。これも納得しちゃいました。
  4. 試合中の言動マナーに関するイエローカード導入
    ・怒声、罵声を伴う指導や応援は審判や球場責任者にイエローカードの発行権が与えられる。最高ですね。同じチーム内の保護者でも惨い言動の方がいるときがあります。
  5. EASY SCORE
    ・試合経過をスマホで導入できる為、スコアラーをしていた保護者の負担減最高ですね。働き方改革で両親共働き。週末はスコアラー。いつ休むのかと言う状態ですから、野球なんてさせたくないと言う人も当然います。
  6. 「野球は試合に出て覚えよう」が理念
  7. ポニーリーグは国際組織の為、全国大会に勝つと国際大会に出場

心に残った言葉

『努力は夢中に勝てない』

なるほどなぁと思いました。有名な言葉に『努力に勝る才能なし』とありますが、深堀していくと厳しい環境の中で耐え忍びながら努力をすると言うことのようで、ベースは「きつい、くるしい → やりたくない」がありそうです。

それに対して今回の言葉は、「夢中=面白くて面白くて、やりたくてやりたくてたまらない → やりたい」と言うマインドなので、成長が格段に速そうです。

昭和野球は一時代を築いたと思いますが、今は色々な環境が大きく変化しているので、我々保護者も各団体の動きに敏感になりながら変化を恐れないようにしないと時代遅れになりそうです。

 

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