慎重な長男の積極性を引き出そう その2
自然の中でたくましさを養おう
親戚一同でロッジを借りて2泊しました。同年代の気心知れた親戚と一緒に山と川で遊ばせて新しい体験をさせて幅を広げてやろうという試みです。結論から行くと、成功でした!
まずは川遊び -釣り-
魚釣りと手づかみをさせました。さすがに4歳なので本格的な釣りはさせずに釣り堀へ。はじめは興味を示さなかったものの、父親が大物を釣り上げると誇らしげ。その後に、「●●もやる!」と言い出して釣りを開始。見事1匹を釣り上げました。
-手づかみ-
その後、その釣り堀では川に魚を放流して手づかみで取る遊びがあることを発見。5匹放流してもらい、手づかみに挑戦です。長男坊は、始めは水泳道具がないとか濡れるのが嫌だとか文句ばかり言っていましたが、親父が中で魚を捕まえると川に入りたいの連呼。パンツ一丁になって飛び込んできました。
あとは魚と格闘。上流に行ったり下流に行ったり。放流することを目的に整備している川なので、石も少ないのでコケて怪我をする心配も不要。捕まえるのが難しいと感じれば水深も浅くして魚が泳ぐ速度を遅くすることも可能。それでも、魚を手づかみすることが初めての長男には難易度が高くて悪戦苦闘。
魚の掴み方、追い込み方を真剣に聞く表情は男前そのもの。最後は息子と魚のスタミナ勝負で力尽きた魚は長男に捕獲。その後は川魚のフライにして頂きました。食べるときにフライは嫌だとか文句を言う長男。一口食べると手が止まりません。頭からし歩まで全部食べました。
BBQをやろう
我が家はオール電化。普段は火を見ません。BBQで火をつけるとき、不思議そうに見ていました。一緒にマキを並べて炭に火を移すまでを一通りやったのですが、集中力がすごい。普段はお菓子と文句しか言わない息子が、一言もお菓子と文句を発せず、「次はどうするの?」、「これはどうするの?」と、積極性全開。男前すぎてクラクラしました。親戚の子も隣でやっているので、張り合って余計に真剣です。
暗闇のおつかい
「喉が渇いた。」
長男が言います。肝試しを思いつきました。ここは山の中。事務所の自販機まで外灯はありませんが、ロッジから事務所までは道が全て見渡せます。つまり、肝試しの舞台と安全の確保がなりたちました。130円と懐中電灯を渡し、欲しければ自分で買ってきなさいと告げると、始めは戸惑う長男。
ただ、そこは男の子。言っちゃいました。てくてくてくてく。懐中電灯の光がフラフラしながら自販機にたどり着きます。何かやってます。背が届かないのかな、助けないでいいのかな。そんな思いが父の心に湧き出てきますがじっと我慢。戻ってくるまでの約5分の時間がとても長く感じました。
戻ってきた息子の手にはコーラのペットボトル。そして、膝には擦りむいた後。
?
こけた?泣いてない?いつもは大泣きするのに。
詳細を聞くと、やはり暗闇でこけたそうです。しかし、泣かなかったと。泣かなかった理由を聞くと、
「男やけー、泣かん」
だそうです。涙が出そうでした。
たくましさ全開
自宅に帰ったその日の夕方、雷が鳴りだして夕立が降ってきました。いつもだと「怖い怖い」と言っておへそを隠す長男。今日は違います。
「別に雷なんて怖くない。悪いことしてないから雷さん怖くない」
これには私も妻も唖然。
可愛い子には旅をさせよ。獅子は我が子を千尋の谷に落とす。そんな言葉の重みを感じた場面でした。
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